前庭機能障害
前庭機能障害
内耳には音を感じ取る「蝸牛」という部分と、平衡を感じ取る「前庭」という部分があります。この前庭は左右の耳の中に1個ずつあるわけです。
「前庭」には3つの環のような三半規管と球形嚢、卵形嚢という頭の回転を感じ取る部分と、水平、上下の加速を感じる部分があります。
脳は主にこの左右1対の前庭からの情報を元に体のバランスを取っています。
この前庭の片方が突然何らかの異常を来すと前庭からの信号が過大になったり過小になったりし、脳が大混乱に陥ってそれがめまいを引き起こすわけです。
前庭神経炎、メニエール病、突発性難聴などがこの(末梢)前庭障害の代表例です。